第1子誕生が転職のきっかけ|市役所職員が家族のために選んだ道

キャリア・体験談

育児と仕事の両立に不安を感じている人、家族のために生活環境を変えたいと考えている人、今の生活をもっと良くしたいけど一歩踏み出せずにいる人へ。

家族のために考え、選んだ道は、きっと将来「あの時動いて良かった」と思える選択になります。

私は市役所に10年勤め、第1子が生まれたことをきっかけに別の市役所へ転職しました。転職後は家族と過ごす時間が格段に増え、今では「あの時動いてよかった」と心から思えています。

この記事を読めば、転職を決意した3つの理由・行動を起こすまでの葛藤・転職後に変わった日常の具体的な変化がわかります。今、迷っているあなたの背中を少しでも押せたら嬉しいです。

遠距離恋愛からプロポーズ、そして二つの壁

26歳のとき、一つ年上の妻と結婚しました。当時は遠距離恋愛で、片道4時間の道を週末のたびに往復してデートを続けていました。

20代半ばになり、結婚を考えてプロポーズをしました。OKをもらえましたが、二つの大きな壁がありました。私が婿養子に入ることと、どちらかが地元を離れることです。

私自身は末っ子だったこともあり、婿養子への抵抗はありませんでした。しかし私の両親は違いました。「よその家にやるつもりはない」「親子関係が終わってしまう」と反対しました。数ヶ月かけて説得し、「結婚するための最低条件だから」という言葉でようやく納得してもらいました。

地元を離れることについては、当時すでに市役所に勤めており、年齢的にも転職の選択肢は限られていました。妻が折れてくれ、当面は私の地元で生活すること、将来は妻の地元に移り家を継ぐという約束をしました。

子どもを授かった喜びと、押し寄せる不安

それから3年ほど経ち、妻が子どもを授かりました。

当時の私の生活はこうでした。職場は片道1時間の支所、労働組合の役員と若手職員の互助会長を兼務し、平日も休日もほとんど家におらず、早く帰っても夜8時以降でした。

このままでは育児にも家事にも参加できない。妻の負担が大きくなりすぎる。何より、子どもの成長をそばで見たい。一緒に過ごす時間をつくりたい。

その思いが、今の生活を変えるという決意につながりました。

転職を決めた三つの理由

生活を変えると決め、出した結論は妻の地元の市役所への転職でした。理由は3つあります。

一つ目は、妻と子どもへのサポート環境です。
妻の実家の近くに住むことで、育児や生活のサポートを気兼ねなく頼める環境をつくれます。私の実家も近くにありましたが、妻にとって一番頼りやすい場所は妻の地元だと考えました。

二つ目は、これまでの経験を活かせることです。
約10年の市役所勤務の経験は、転職先でも必ず活きます。市役所の仕事が嫌いではなく、ずっと続けたいと思えていたことも大きな理由でした。また、採用試験の年齢制限的にもこのタイミングを逃すと受験できなくなる可能性があり、今しかないという思いもありました。

三つ目は、家庭の時間を取り戻すことです。
転職を機に労働組合や互助会の役員を離れられれば、家庭での時間を増やせます。今の市役所に残れば、これまで以上に責任ある立場になり、家庭の時間はさらに減ることが目に見えていました。

動き出した、でも不安は消えない

こうして転職を決め、行動を始めました。決して順調ではありませんでした。仕事も育児も忙しい中での勉強は、思うように進まない日も多くありました。しかし、決意したからといって不安が消えたわけではありません。

10年ぶりの勉強は何から手をつければいいかさっぱりわかりませんでした。仕事の忙しさはむしろこれまで以上で、「本当に合格できるのか」「家族に余計な心配をかけるだけではないか」という不安が頭から離れない日々でした。それでも隙間時間を見つけては準備を続けました。

面接不合格、そして長男誕生

その結果、学科試験は合格。しかし面接試験で不合格

正直、絶望しました。でもそんな最中に長男が生まれました。小さな命を腕に抱いた瞬間、

なんとしてでもこの子と一緒に暮らしたい

という気持ちが、迷いを吹き飛ばしました。

諦めずに動き続けた結果、再度募集のあった市役所試験に合格。ようやく、家族みんなで暮らせる日が来ました。育休中の転職活動の詳細はこちらの記事で書いています。

転職して変わった、当たり前の毎日

転職してから、生活がこんなふうに変わりました。

  • 毎日絵本や紙芝居を読み聞かせてあげられる
  • 子どもの好きなアンパンマンを一緒に見られる
  • 一緒にお風呂に入って体を洗ってあげられる
  • お布団に入って寝かしつけてあげられる
  • 朝ごはんにホットケーキやチーズナンを作れる
  • 土日に掃除して買い物にも行ける
  • みんなで遠出して外食もできる
  • 保育園の送り迎えも私ができる

家族と過ごす、当たり前のような時間が増えました。あの頃の私には、どれも当たり前ではありませんでした。


この記事では、転職を決意した3つの理由・不合格からの再挑戦・転職後に変わった家族との日常をお伝えしました。

今のあなたには、きっとたくさんの不安があると思います。「本当にできるだろうか」「この選択を後で後悔しないか」、そう考えるのは当然のことです。

でも、大丈夫です。先のことを真剣に悩み、考え抜いた選択は、あなたの将来を明るいものにしてくれます。そしてその選択に後悔のないよう行動を続けていけば、より良い結果が必ずついてきます。

やらずに後悔するより、やって後悔のない選択を。今できる小さなことから、一つずつ積み上げていってください。あなたの行動が、将来の自分を救います。

私も、応援しています。

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