公務員がFP3級に合格した勉強法|2児パパの朝5時ルーティン

お金・FP

公務員として働きながら、FP3級(ファイナンシャル・プランニング技能士3級)に合格しました。

市役所勤務・2児のパパ・勉強は数年ぶり。しかも、ゲームと漫画が大好きで欲望によく負けるタイプです。

そんな私が、「公務員 × FP」というテーマで、次のような疑問にお答えします。

  • 公務員がFP3級を取るメリットはある?
  • 公務員でもFPは取れる?副業や規定との関係は?
  • 仕事と育児の合間に、どうやって勉強して合格した?

「同じ公務員として、自分にも取れそうか知りたい」という方の参考になれば嬉しいです。


公務員がFP3級を取るメリット

「公務員がFPを取っても意味ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。でも、実際に取ってみて感じたメリットは、想像以上でした。

お金の判断が「自分で」できるようになる

FPで学ぶのは、税金・保険・年金・投資・住宅ローンといった、生活に直結するお金の知識です。

勉強を続けるうちに

「この保険は本当に必要か」
「金利や景気のニュースは家計にどう影響するのか」

を自分で考えられるようになりました。

実際に、いくつかの保険は補償額を下げても問題ないと自分で判断できました。

家計の見直しに直結する

公務員は収入が比較的安定しているぶん、家計を「なんとなく」で回してしまいがちです。

FPの知識は、その「なんとなく」を「根拠のある判断」に変えてくれました。

実際に私が家計を見直して、満足度を下げずに毎月の余裕を生み出した話は、こちらの記事にまとめています。

満足度を下げずに月6万円を生み出した家計見直し術|公務員パパが投資の原資を作るまで
食品の値上げ、電気代の負担増……。家計が圧迫される一方で、「老後2000万円問題」「年金はもらえない」最近では「NISA貧乏」という言葉までニュースで耳にするようになりました。そういったニュースを見て、「自分も何か備えなきゃ」「みんながやっ...

「学び続ける自信」がキャリアの土台になる

FP3級は、努力すれば働きながらでも十分に合格を狙える資格です。

その成功体験が自信になり、私は今、FP2級・簿記・社労士へと勉強を続けています。


公務員でもFPは取れる?副業・規定との関係

「公務員は副業禁止だけど、FPって取っても大丈夫なの?」——これも気になるポイントだと思います。

資格を「取ること」自体は問題ない

FP技能士は国家資格で、誰でも受験できます。資格を取ること、勉強することそのものは副業ではありません。むしろ、お金の知識は仕事にも家庭にも役立つスキルです。

気をつけたいのは「FPとして報酬を得る」場合

注意が必要なのは、資格を活かして収入を得る活動をするときです。たとえば有料の家計相談を受けるといったケースは、公務員の兼業(営利企業への従事などの制限)に関わる可能性があります。

ここは自治体ごとにルールや許可の運用が異なる部分です。実際に何か活動を始める前には、必ずお勤めの自治体の服務規程や人事担当に確認してください。

※本記事は私自身の体験に基づく一般的な情報であり、個別の法的・人事上のアドバイスではありません。制度の適用可否は、各自治体の規程・担当窓口でご確認ください。


ここからは、私の合格までの実体験です

ここからは、育児と市役所の仕事に追われながら、どうやって勉強時間を作って合格したのかを正直に書いていきます。

きれいな成功談ではなく、寝落ちや言い訳だらけのリアルな記録です。

ちなみに、このFPの勉強の前に私が挑戦していた、市役所の転職試験の勉強法はこちらにまとめています。

市役所転職の筆記試験対策|私が合格した勉強方法
市役所試験に向けて、久しぶりの勉強をどう始めればいいか悩んでいるあなたへ。「何から手をつければいいかわからない」「仕事と勉強を両立できるか不安」その気持ち、よくわかります。私は複数の市役所に累計で約10年勤め、長年のブランクがある中での試験...

勉強の始まり。簡単には進まなかった。

私の環境

まず、勉強を始めた当時の環境を整理します。

  • 妻・長男・長女とアパート暮らし
  • 市役所勤務
  • 勉強期間の前半は育休中、後半は職場復帰後
  • 勉強は転職活動以来、数年ぶり
  • ゲームと漫画が大好きで、欲望によく負ける

こんな状況からのスタートでした。


3ヶ月半の計画を立てた

まず試験日までの期間を確認しました。残り約3ヶ月半。

  • 1ヶ月目:基礎固め
  • 2ヶ月目:応用問題・計算問題を重点的に
  • 3ヶ月目:過去問
  • 残り:基礎固めと過去問の繰り返し

計画はバッチリでした。

しかし、現実は甘くありませんでした。


育休中の1日はこんな感じだった

最初の1ヶ月。

問題集を買いに行ったものの、10日くらいはモチベーションが上がらず、育児で生活リズムが変わったことを言い訳にほとんど勉強できませんでした。

当時の1日はこんな流れです。

夜中は2〜3時間おきに長女の授乳・オムツ替え。

朝6時30分に起床して長男の保育園の準備と朝ごはんの支度。
妻と長男がごはんを食べている間に、布団の片付け・お風呂掃除・洗濯物を干す。
食器を洗い終えたら、保育園に行きたくないとごねる長男と格闘して送り届ける。

9時頃に帰宅して掃除か買い出し。
妻とお菓子タイムをしながらYouTubeのFP対策動画を見る。

11時頃からお昼ごはんの準備。午後は趣味の時間。
ゲームや映画・アニメを楽しみ、たまに問題集を解く。

15時頃から夜ごはんの準備。この頃ストウブを購入して無水調理にハマっていました。

16時30分に長男をお迎えして、帰宅後すぐお風呂。
長女・長男の順で入れて、15分ほど長男と遊んで上がる。

18時から夜ごはん。長男が「ちょうだい」と言ってくるのについ甘やかしてしまうのが悩みでした。
食後は食器を片付け、アンパンマンを見ながら歯磨きして子どもと遊ぶ。

20時頃に布団に入り、30分かけて寝かしつけ。
たまに自分の方が先に寝ていました。

子どもを寝かしつけた後に勉強しようとしても、疲れて寝落ちすることが多く、1日勉強できなかったことを後悔して夜更かしする悪循環に陥っていました。

勉強できない日が続くと、焦りも大きくなりました。

SNSでは
「FP3級は簡単」
「1週間で受かった」
という投稿も見かけます。

そのたびに

「自分は全然進んでいない」
「本当に合格できるんだろうか」

と不安になっていました。


「少しでもやる」をマイルールにした。

「1日5ページ」というルールを作った

これではまずいと考え、1日最低5ページは問題集を進めるというルールを決めました。

FPの勉強では、これまで生きてきた中で関わったことのない内容がたくさん出てきます。

「簡単って言われてるけど、合格できる気がしない……」

そう不安を感じながらも、なんとか続けました。


朝5時起きにシフトした

子どもを寝かしつけた後の勉強は難しいと判断し、朝早く起きて勉強するスタイルに切り替えました。

いきなり早起きはできないので、まず夜寝る時間を5分・10分・30分と少しずつ早めていきました。

徐々に体が慣れていき、やがて朝5時に起きて勉強するというスタイルに落ち着きました。

朝5時に勉強してわかったことが2つあります。

「朝の時間は完全に一人になれて、集中できる時間だった」
「夜は寝落ちするけど、朝は疲れが取れていて勉強の効率がいい」

ただ、全て順調だったわけではありません。

朝起きられない日、二度寝してしまった日、誘惑に負けて趣味に走った日、YouTubeの聞き流しだけになった日、子どもの風邪をもらって体調を崩した日、夜泣きで寝不足になった日……。

できない言い訳をした日は数え切れないほどありました。

そんな日々を過ごしているうちに育休が明け、職場に復帰する日がやってきました。

しかし、私の考えは甘かったのです。

育休中よりも、職場復帰後の方がはるかに勉強することが大変でした。


残り1ヶ月半、正解率6割の崖っぷち

職場復帰直後、試験までの残り期間は1ヶ月半。

勉強の進捗は、正直イマイチでした。正解率は6割くらい。

本番で少しミスをすれば、簡単に落ちるラインです。焦りがありました。


一人の力では無理だとしても

職場復帰後の1日

育休中とは違い、復帰後は使える時間が一気に減りました。

そんな中での1日がこちらです。

  • 朝5時に起きて1時間勉強
  • 長男を保育園に送る自転車で、イヤホンからYouTubeの講義を聞き流し
  • 職場の昼休みにAIが作った問題をひたすら解く
  • 子どもたちを寝かしつけた後、寝る前の1〜2時間で勉強

家事をしながらYouTubeの聞き流しやAIの問題を解く習慣も増えました。

隙間時間をかき集める日々です。


妻とのチームプレー

そして何より、妻の協力が大きな力になりました。

平日の夕食を妻が担ってくれたおかげで、私は子どもをお風呂に入れてから寝かしつけるまでの時間に集中できました。

その分、夜寝る前に勉強する時間を確保できたり、睡眠不足の時は翌朝の勉強に備えて早く休むこともできました。

勉強が苦手な私が続けられた理由の一つは、この気持ちでした。

「妻が協力してくれているのだから、しっかり成果を出すぞ」

日々、二人の子どもの健康や家族の食事に気を配り、授乳で睡眠不足になりながらも、健診や地域の交流会で人とのつながりを広げてくれる妻。

育児で疲れている中で家事までしてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。

感謝を込めて、妻の誕生日には奮発して回らないお寿司を食べに行きました。
育児のこと、これからのことを話しながらゆっくり食事をした時間は、今でも大切な思い出です。

予約時にコースでお願いしたため妻の苦手なものも出てきてしまいましたが、それでも「美味しかった」と笑って食べてくれました。


資格を取るだけでは終わらない

勉強を続けて、世界の見え方が変わった

FPの勉強を始めた頃は「資格を取りたい」という気持ちが強かったです。

でも勉強を続けるうちに、家計や保険、投資について自分で判断できるようになったと実感できるようになっていきました。

「どうしてこの保険が必要なのか」 「これはどんな時に使えるから自分に必要なのか」

そう考えられるようになり、いくつかの保険は補償額を下げても問題ないと自分で判断できるようにもなりました。

金利や株価、景気のニュースについても、「自分たちにどんな影響があるか」を家族に説明できるようになりました。

毎日少しずつ続けて、時には全くできない日もありながら、それでもこれほど変われるのか。

そう気づいた時「勉強が楽しい」と思えるようになっていました。


無事、合格しました

妻の協力を得ながら勉強を続けた結果、無事FP3級に合格できました。

試験の結果は学科8割、実技9割

子どもの寝かしつけで一緒に寝落ちしたり、聞き流しだけの日になったり、残業続きで30分しか勉強できなかったり、試験直前に風邪を引いたり。いろんなことがありました。

完璧に勉強を続けられたとは言えません。

それでも、合格することができました。

FP試験のより詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

公務員がFP3級を目指した理由|みんなのお金の不安をなくしたい
老後の資金が不安な人、子どもの教育費が心配な人、お金のことを考えようとするたびに途方に暮れてしまう人へ。私は育児と仕事を抱えながら朝5時から勉強を続け、FP3級に合格した経験があります。学科8割・実技9割という結果で、現在もFP2級取得に向...

資格よりも大きかった「変化」

FPの勉強をしたことで、家計や保険、投資について自分で判断できるようになりました。

そして何より、努力を続けて資格を取れたことが自信になり、自己肯定感も上がりました。

以前よりも

「なんでもやってみよう」
「とりあえず始めてみよう」

と前向きに物事を見られるようになったと思います。

現在は、FP2級の取得に向けて勉強を続けています。

朝5時起きの勉強も継続中です。

その先には簿記、そして社労士という目標も見据えています。

そして嬉しいことに、私が勉強する姿を見て、妻も「育休中に仕事に活かせる資格を取る」と言って勉強を始めました。


おわりに

同じように頑張るあなたへ

育児をしながら資格取得を目指すのは、本当に大変です。

自分の将来のために、転職・スキルアップ・給料アップを目指して勉強する。

とても大切なことです。

でもその過程で、思うようにいかない。

毎日やる予定が続けられない。
続けているのに成果が見えない。

ここまで読んでいただいた通り、私も全く同じでした。

それでも続けられたのは、自分一人の力ではどうにもできないことを、家族と協力して乗り越えたからです。

全く同じ状況ではないかもしれませんが、私から言えることはこれだけです。

完璧じゃなくてもいい。
自分なりにできるやり方を考えて、続
けること。

まずは「1日5ページ」「朝の10分」でいいんです。

小さく始めて、続けてみてください。


家族のための工夫が、自分の成長になった

家族のためにと思って始めた勉強でした。

でも気づけば、自分自身が確実に成長していました。

その姿が家族にも良い影響を与え、その様子を見てまた頑張ろうと思える。今、家族みんなでいい影響を与え合えているなと感じています。

家族のために時間を作る工夫が、巡り巡って自分の成長につながった。そう心から思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

少しでもあなたの参考になれたら嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました