市役所から市役所へ転職できるの?実際にやってみた話

市役所転職

「市役所から市役所への転職なんて聞いたことがない」
「そもそも可能なの?」

そんな思いを持っているあなたへ。

まず結論からいうと、安心してください。

市役所から市役所への転職はできます。

私自身が市役所から市役所への転職を行い、複数の市役所で通算して約10年勤めています。

一度面接に不合格になりながらも、別の市役所への転職を実現した経験があります。

ここに書いている転職活動の準備から試験勉強・面接対策まで、すべて実際にやった方法です。

この記事を読めば、

「転職を決意した理由」
「試験勉強の乗り越え方」
「一度不合格になってから合格をつかむまで

その流れがわかります。

「自分にもできる」と思ってもらえて、不安を減らしてもらえたら嬉しいです。

1. 転職を決めた理由——家族と一緒に暮らしたかった

私がなぜ転職を決めたのか。

一番の理由は、子どもと一緒にいたかったからです。

妻と結婚した際、妻は一人娘だったため、婿養子として籍を入れました。

その時にはいずれは妻の地元に帰ることも話し合いながら、当分は今の市役所で働くつもりでいました。

それから数年が経ち、念願だった子どもを授かりました。

なかなか子どもができず、不妊治療も夫婦で検討し始めていた矢先のことです。

あまりの嬉しさに、泣きそうになったのを今でも覚えています。

しかし、喜びだけではありませんでした。

「子育てに手が回らなくなるんじゃないか」
「妻の負担が大きくなりすぎないか」
「子どもと過ごす時間が取れるのか

という不安も押し寄せてきました。

    2. 当時の私の生活

    当時の私は、配属年数が長くなるにつれ、役職こそついていませんでしたが、新しく異動してきた職員への仕事の説明や割り振り、他の職場や学校・商工会・地域の方々との調整役も担うようになっていました。

    労働組合の役員や、若手職員の互助会会長も兼務していたことも重なって、気づけばほとんど家にいないような生活になっていました。

    考えた末に出た答えは、妻の地元に戻り、妻の実家の力も借りながら、家庭を中心にした生活をすることでした。

    そうなると、今の市役所は辞めることになります。

    でも市役所の仕事の楽しさも大変さも知っていた私は、次もやっぱり市役所で働きたいと思いました。

    そこで目指したのは、妻の地元にある市役所。

    今の町よりも大きな町の市役所です。

    当時働いていた市役所よりも規模がはるかに大きく、自分に合格できるのか不安でした。

    3. 10年ぶりの試験勉強、どうやって乗り越えたか

    スマホを整理して勉強時間をつくった

    妊娠がわかってからすぐに勉強を始めました。

    試験勉強は今の市役所の採用試験以来だったため、長年、勉強というものはしていませんでした。

    問題集を買って始めましたが、案の定、最初はさっぱりわかりませんでした。

    気持ちが焦るばかりの中で出会ったのが、YouTubeの解説動画でした。

    スマホのゲームアプリも漫画アプリも全て消しました。

    その時間を丸ごと勉強時間に変えるためです。

    通勤の途中、昼休み、お風呂の時間。隙間時間を見つけては、聞き流したり問題を解いたりを繰り返しました。

    毎日続けた結果が出てきた

    毎日時間を見つけて少しづつでも勉強を続けるうち、少しずつ解く力がつきました。

    試験前になる頃には、過去問の正解率はおよそ8〜9割まで上がっていました。

    筆記試験に向けた詳しい対策やお話しについては、こちらの記事もご覧ください。

    市役所転職の筆記試験対策|10年ぶりの勉強で合格した方法
    市役所試験に向けて、久しぶりの勉強をどう始めればいいか悩んでいるあなたへ。「何から手をつければいいかわからない」「仕事と勉強を両立できるか不安」——そんな気持ち、よくわかります。私は市役所に10年勤め、10年ぶりの試験勉強で転職試験の筆記に...

    4. 一次試験当日

    そしていよいよ、一次試験当日。

    会場に着くと100人以上の受験者がいて、まず圧倒されました。

    午前の筆記、午後の小論文をなんとかやり切り、数週間後、一次試験の結果は合格

    職場の昼休みに確認し、すぐに妻へ報告しました。

    5. 面接試験、そして不合格

    慢心が招いた不合格

    次は面接試験です。

    妻と妻の両親にも手伝ってもらい、模擬面接を重ねました。
    それなりに受け答えもできるようになってきて

    「市役所から市役所の転職だから面接は大丈夫だろう」

    と、どこか慢心していました。

    面接試験を受け、合格発表の日。

    結果は不合格でした。

    昼休みに結果を見てから、仕事が手につきませんでした。

    「どうして不合格になったんだろう」
    「これからどうしたらいいんだろう」

    そればかり考えていました。

    正直、その日のことはほとんど覚えていません。
    それくらい絶望していました。

    6. 希望は突然やってきた

    長男誕生が再挑戦の力になった

    その後、数ヶ月が経って長男が無事に生まれました。

    丸一日以上のお産を乗り越えて産んでくれた妻には、本当に感謝しかありません。

    「子どもと一緒に暮らしたい」

    という思いが日に日に強くなる中、同じ市役所が社会人経験者の採用試験を実施すると知りました。

    最初に試験を受けた時にはなかった情報でしたが、諦めずに就職先を探していた中でのことでした。

    「これしかないと」

    と思い、すぐに応募しました。

    慢心せず臨んだ再挑戦で合格

    前回の失敗から「慢心したら落ちる」と肝に銘じました。

    面接対策の本も読み直し、面接の回答も作り直して試験に臨みました

    その結果は合格

    すぐに妻へ報告すると、泣いて喜んでくれました。

    これで家族みんなで一緒に暮らせる、と嬉しくてたまりませんでした。

    ……ただ、合格発表が年度末に近かったため退職手続きがバタバタし、人事部署からお叱りを受けたというオチもありましたが。

    その後の引っ越しや移住のリアルはこちらの記事で詳しく書いています。

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    この記事では

    市役所から市役所への転職が可能であること
    勉強から離れていた中での試験勉強の乗り越え方
    不合格になった市役所の試験でも合格できること

    以上の体験をお伝えしました。

    ここまで読んでくださった方の中には、

    「それでも、本当に自分が合格できるのか」

    と不安な方もいると思います。

    それで当然です。

    不安なのは、それだけ本気で向き合っている証拠です。

    市役所から市役所への転職はできます。
    そして、勉強が苦手でも、本気で準備すれば大丈夫です。

    やる気が出ない日もあると思います。

    そんな日は

    1日5分だけ
    1ページだけでいい

    と自分に言い聞かせてやり始めてみてください。

    続けるうちに習慣になり、気づけば

    「あのとき始めてよかった」
    「毎日続けてよかった」
    「諦めなくてよかった」

    と思える日が来ます。

    最後まで読んでいただきありがとうございました。

    少しでも参考になれば嬉しいです。

    他にも体験談を書いていますので、よろしければそちらもご覧ください。

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