「新NISAを始めた方がいいと聞くけど、何から手をつければいいかわからない」「証券会社はどこを選べばいいの?」「投資って本当に大丈夫なの?」そんな不安を抱えているあなたへ。
私は投資を始めてから証券会社選び・学資保険・固定費など多くの失敗をし、その後FP3級を取得した経験があります。
この記事を読めば、投資初心者が陥りやすい失敗・学資保険の本当の意味・固定費の見直し方がわかります。同じ失敗を繰り返さず、スムーズなスタートを切るための参考にしてください。
「とりあえず始めればいい訳ではない!」
投資は早く始めることが大切です。これは私自身の体験からも実感しています。ただ、何も知らず、何も考えずに始めてしまうと、後から後悔することになります。私がまさにそうでした。
知らないまま始めて、遠回りした
「株主ってかっこいい」から始まった投資
投資について右も左もわからない。投資は危ないものだと思っていた。
そんな私が投資に興味を持ったきっかけは、こんな下心からでした。
「株主優待をもらいたい」
「株主になったら不労所得がもらえる?」
「株主ってなんかかっこいいな」
「子どもが大きくなった時に『お父さんは株主なんだよ』と言いたい」
少しネットで調べ、周りで株をやっている人に話を聞いて、証券会社で口座を開設すれば株主になれるとわかり、近くにあった対面証券会社へ予約して行きました。
初心者丸出しで、証券会社に行った
個室に案内され、まるでVIPのような待遇。
有頂天になっていると職員の方がやってきて投資の説明が始まりました。
この時の私の頭の中は「株主優待が欲しい」だけで、何一つ話が入ってきませんでした。
説明の中には投資信託の話もありましたが、全く興味が湧きませんでした。この時の私は、投資信託の仕組みすら理解していませんでした。
もし勢いだけで勧められるまま買っていたら、もっと後悔していたと思います。
株主優待が欲しいと言いながら「権利確定日」すら知らなかった私は、職員からすればさぞ愚かに見えたことでしょう。「今のスケジュールだと優待もらえませんよ」とは教えてもらえませんでした(笑)。
手数料の意味すらわかっていなかった
口座開設が完了し、株を購入。この時も手数料について「そんなものだろう」と軽く流していました。ここでも初心者まる出しです(笑)。
後から知ったのです。ネット証券という存在を。
- 購入・売却の手続きは全てスマホアプリで完結
- 手数料は無料
- サポートはチャット・メール・電話で対応
手続きの流れはほぼ同じなのに、手数料だけはしっかり引かれていました。
今の私なら、初心者こそネット証券から始めた方がいいと感じています。
さらに衝撃の事実が待っていまいた。
「NISA口座は同年10月以降にしか移管手続きができない」
私は個別株をNISA口座で購入していたため、移管できるのは10月以降、新しい口座で使えるのは翌年1月から。それまでは手数料を払いながら対面証券会社を使い続けるしかありませんでした。
「手数料を払ってまで買いたくない」と思っていた私には、本当に痛いロック期間でした。
教訓:証券口座はネット証券で開設しよう。手数料は0円が当たり前。
「投資をわかってきた」と思い始めた頃が一番危ない
証券会社選択の失敗に落ち込みながらも、投資を続ける気持ちは変わりませんでした。次は同じ失敗をしないためにも勉強しようと、YouTubeやSNSで情報収集を始めました。
そこで知った衝撃の事実。株には株主優待だけでなく「配当金」という仕組みがあるということです。
「個別株を持ち続けることで、お金が入ってくる。」なんてすごいんだと思いました。おすすめとして紹介されていた「高配当株」は配当利回り4%前後。ある程度健全な企業が長期間継続してこの利回りを維持しているものでした。
しかし、ここでもまた後悔です。私が買った個別株は、株主優待+配当利回りが3%を下回るものばかり。さらに権利確定日を過ぎて購入していたため、欲しかった株主優待ももらえませんでした。
もはやなんのために買ったのかわかりません(笑)。
偶然ではありますが、権利確定日を過ぎて購入したおかげで多少安く買えていたのは、せめてもの救いでした。
YouTubeやSNSで情報を集めるうちに、「自分は投資をわかってきた」と思うようになっていました。でも実際は後悔の連続でした。
- 証券会社選びで失敗
- 権利確定日も理解不足
- 手数料も気にしていない
- 買った理由も曖昧
今振り返ると、「知識が増えた気になっていただけ」でした。本当に気をつけなくてはいけない時は、何も知らない時ではなく、「少しわかった気になった時」なのかもしれません。
教訓:株の最大のメリットは配当金。総合利回りを意識して、権利確定日を事前に把握しよう。
学資保険を解約した理由|投資初心者だった私の後悔
学資保険って本当に必要?
失敗と勉強を繰り返しながら投資を続けていたある時、こんなYouTube動画を見ました。「学資保険って本当に必要?」
長男が生まれた時に知り合いに勧められて学資保険に入っていた私は「いらないわけないでしょ。でもまあ見てみるか」という気持ちで再生しました。
学資保険の本当の目的を、初めて理解した
動画を見て初めて知りました。
学資保険の一番の目的は「親が亡くなった時に、子どもの教育資金を守るための保険」だということを。保険なのだから当たり前かもしれません。でも当時の私は「将来の教育資金をそこで準備する貯蓄のようなもの」くらいにしか考えていませんでした。自分がいなくなることが前提の制度だったとは、と驚きました。
学資保険以外の選択肢を知った
動画ではこんなことも説明されていました。学資保険の中身は、実は投資によって運用されている。であれば、保険を間に挟まず自分で運用すれば、得られるリターンははるかに大きくなる。
そして、「自分が亡くなるリスクへのリターン」として将来受け取る学資保険の金額の少なさ。説明を聞いた時はすごい制度だと思いましたが、改めて考えると「なぜこんなに使われているのだろう」と思えるようになりました。
「子どもと一緒にいられない」に賭けるつもりはない
「親が亡くなるリスクに備える」。これは理解できます。子育てをする中で、その不安を感じることもあります。
でも私は
「子どもが社会に出るのを見送るまで」
「結婚式で子どもの晴れ姿を見て泣くまで」
絶対にいなくなるつもりはありません。
だから私は、「万が一への備え」よりも、「自分で長く運用して増やしていく」という選択をしたいと思うようになりました。結果、すぐに解約を決めました。妻に相談すると少し渋い顔をされましたが、納得してもらいました。
一番ショックだったのは、損したことじゃない
解約手続きを進める中で、解約返戻金の説明がありました。
それまでに積み立てた金額:75万円 戻ってくる金額:68万円
「あれ?中身は運用してるはずなのに、なんで減ってるの?」
学資保険を始める時にも説明は受けていました。でも、目の前に数字を提示されて初めて本当の意味で理解しました。
内容を理解しないまま契約したこと。他の選択肢を調べようともしなかったこと。「みんな入っているから」で考えを止めていたこと。
「無知だった自分。深く考えずに始めた自分に怒りを感じました」
オルカンを知って、投資の考え方が変わった
投資信託との出会い
自分が無知であることを知り、改めて投資・資産運用について勉強し直しました。
そこで出会ったのが「投資信託」です。個別株とは違い、投資信託にはこんなメリットがありました。
- 会社が倒産して株が無価値になるリスクがない
- 株価の値動きに一喜一憂する精神的疲労がない
- 決算書や各種数値を調べる手間がない
それでいて、長期で見ると十分なリターンを期待できる。一つ一つの銘柄を選ぶのではなく、「社会全体の成長」に投資するという考え方を知りました。「この会社は伸びるか」を考える投資ではなく、「世界全体が成長していくこと」に賭ける投資。私にとっては、この考え方の方がしっくりきました。
オルカンとS&P500を知った
投資信託の中でも「オルカン」と「S&P500」についてより詳しく学びました。
ドルコスト平均法を活用した「長期・分散・低コスト」の資産運用。ある程度のリスクを取りつつ、致命傷を避ける運用です。一定期日に一定額を投資し続けることで自分の意思が入る余地を減らし、不要な売買をしないことで税金というコストも減らせる。
そして私は「オルカン」に投資することを決めました。理由は2つです。
- 30年後・40年後もずっと持ち続ける上でより安心なこと
- アメリカが世界を先導する時代が変わっても、投資先を変更しなくていいこと
自分が取れるリスクや運用期間、将来設計の考え方にマッチしたものに投資し続けることが一番大切だと学びました。
またもや立ちはだかる「無知」の壁
オルカンへの投資を決めた私は、すぐにNISA口座で始めようとしました。しかしここで、またもや知ることになります。
「NISA口座は、年内に取引をしている場合は翌年まで他の証券会社に移管できない」
しかも手続き自体もやや複雑で、既存の対面証券会社から必要書類をもらい、新しく開設するネット証券でのオンライン手続きを10月以降に行う必要がありました。最初からネット証券で開設していれば、こんな手続きも、思うようにNISA口座で運用できない期間も発生しなかったのです。
「投資を早く始めること」はとても大切です。でもそれ以上に「どこで」「何に」投資するかが大切でした。
同じ状況のあなたへのアドバイス
補足しておくと、対面証券会社にもオルカンの取り扱いはありました。
ただ私は、証券口座を一つにまとめたかったこと・将来的には対面証券会社を使わないつもりだったことから、あえて購入せず翌年まで待つことを選びました。
もし同じ状況なら「今あるNISA口座で投資信託を始め、あとで売却して移す」という方法もあります。ただし売却時に手数料がかかる場合もありますので事前確認は必須です。
投資を始めたら、保険・固定費まで変わった
投資を学んだら、お金全体が見えてきた
投資や資産運用を学ぶ中で、私は「増やすこと」以上に、「無駄に減らさないこと」の大切さに気づくようになりました。
固定費削減|個人年金保険と財形貯蓄を解約した
老後の備えにと思って始めていた個人年金保険と財形貯蓄。個人年金保険は所得控除にも使えるし、悪くないと思っていました。所得控除で毎年少しはお金が戻ってきます。
でも、投資信託のようにお金が増えながら膨らんでいく感覚とは違いました。老後までの長期間を運用するなら、投資信託の方がいいと判断して解約しました。
固定費削減|車両保険も見直した
車両保険についても、「本当に今の自分に必要だろうか」と考えるようになりました。
- 保険を使うと等級が下がる
- 長期的に保険料が上がる
- 全損でも満額出るとは限らない
ある程度の備えがあれば問題ないと判断し、解約することにしました。
色々な保険を解約しましたが、「保険が全て悪い」という話ではありません。自分の家計・価値観・備え方に合っているかを考えるようになった、ということです。
固定費削減|子どもの生命保険・医療保険も解約した
「子どもが亡くなったり怪我をした時のことを考えると必要かな」と思って入っていた保険も見直しました。勉強してわかったのは、子どもに万が一のことがあった時、「生活費に困る」という状況にはならないということ。また、乳幼児医療制度のおかげで怪我や入院でも高額の支払いが発生するケースは少ないということ。個室代や付き添いの食事代程度であれば貯金で賄えると判断し、解約しました。
固定費削減|スマホ料金とWi-Fiも見直した
私はこれまで、docomoからのahamoを使い続けるDの一族でした。しかし、ネット証券を楽天証券にするにあたって、キャリアも楽天に乗り換えることにしました。
月額は大きく変わりませんが、データ通信量が無制限でポイントもつき、そのポイントで投資もできます。乗り換えに合わせてWi-Fiも解約し、スマホのテザリングで家中の機器をネットに繋ぐことにしました。
ただ一つだけ失敗がありました。クロムキャストです。型が古くてテザリングに対応しておらず、Wi-Fi解約後に使えなくなってしまいました。事前に試しておけばよかったと後悔しました。投資とは違う場所でも失敗するんですね(笑)。
投資がきっかけでFP資格に興味を持った
資産運用から派生して、身の回りのお金を次々と見直していく中で気づきました。これまでいかに不要なものにお金をかけていたかを。そしてこの勉強の過程で、FP(ファイナンシャル・プランナー)という資格を知りました。この知識を家族や周りの人にも伝えたい。そう思えるようになっていた私は、資格取得に向けて勉強を始めました。その後、無事に資格を取得することができました。

以前の私は、「なんとなく良さそう」でお金を使っていました。でも今は、「なぜ必要なのか」を考えるようになりました。投資を始めたことで、私は「お金を増やす」ことよりも「お金との向き合い方」を学んだのかもしれません。
知識が、お金の不安を減らしてくれた
遠回りしたけど、始めて良かった
これまで読んでいただいた通り、私はたくさんの失敗をしました。損をしたこと、「なんで知らなかったんだろう」という後悔。数え切れないほどあります。それでも、投資や資産運用を始めたことは本当に良かったと思っています。
- 知らないことに気づくきっかけになった
- なんとなくで続けていたものを考え直すきっかけになった
- お金の知識を身につけたことで、人生観と将来への安心感が変わった
そして何より、より今を楽しめるようになりました。私にとって投資は「お金を増やすための技術」ではありませんでした。「私と家族の人生を守る知識」でした。
この記事では、投資初心者が陥りやすい失敗・学資保険の解約に至った経緯・固定費見直しからFP資格取得までの体験をお伝えしました。
最初から完璧にやれる人はいません。私のようにたくさん失敗しながら、少しずつ知識をつけていけばいい。大切なのは「完璧な始め方」ではなく、「少額からでも始めてみること」です。
「投資や資産運用に興味はあるけど不安で迷っている」「成功談はよく聞くけど、失敗談も知りたかった」そんな気持ちが少しでも楽になり、一歩踏み出す勇気につながれば嬉しいです。私と同じ失敗をしないためにも、まずは新NISAや投資信託について知ることから始めてみてください。私もまだ勉強中です。一緒にゆっくり学んでいきましょう。


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